洗口剤は歯磨剤と同様、薬事法により化粧品と医薬部外品に分けられています。
洗口剤は、マウスウォッシュ、水歯磨きともよばれています。
歯磨剤との大きな違いは、口に含んでうがいをするだけで、使用後は水で洗口をしないことです。
1.種類
洗口剤はすべて液体です。
液体を水で薄めずにそのまま使用するもの(原液タイプ)と薄めてから使用するもの(希釈タイプ)があります。
また、薬用成分により、様々な種類の洗口剤が販売されています。
洗口剤には、歯磨剤のように研磨剤、発泡剤、粘結剤が配合されていません。
また、薬用成分としてフッ化物が配合されていません。
これは、現在フッ化物の配合が認められているのは医薬部外品歯磨剤のみです。
溶剤であるエタノールの刺激が苦手な人には、エタノールを使用していないものや低刺激性のものが良いです。
2.基本的な使用法
洗口剤10〜20mlを口に含み、20〜30秒間の洗口後に吐き出します。
その後は水で洗口しません。
3.効果的な使用法
最も効果的な使用法は歯磨剤を用いてブラッシングした後に洗口剤を使用することです。
4.その他の使用法
洗口剤は、使用方法がとても簡単なので、ブラッシング時だけでなく、さまざまな場面で利用できます。
具体的には、歯磨きと歯磨きの間に口腔内に爽快感を得たい場合、眠気覚ましの気分転換、外出前や対面行為のあるときのエチケットとしてなどがあげられます。
*洗口剤の効能・効果
a.化粧品
・口中の浄化と口臭を防ぐ
b.医薬部外品
・虫歯の予防、プラーク付着の予防、口臭の防止、口中を爽快にする、歯周炎の予防